Earth Dayを記念して、ROXYのグローバルデザインヘッドである、ステファニー・ミッチとオフィスを巡りながら
彼女自身のデザイン観、ROXYブランドとしての“サステナブル”に対する思いを聞かせてもらいました。
幼少期からずっとスポーツとデザインが大好きで、物心がついたときには何かしらデザインのような事をしていました。
私にとって、デザインすることは目に見える言語なのです。
何の境界もないデザインという言語を持つことで、本当に誰とでもコミュニケーションをとることができるのです。
言葉よりもデザインで何か貢献できるようになりたいと思っていました。
最初にサステナビリティという言葉についてですが、製品がサステナブルであるということは、追跡可能、証明可能で循環するということ。
今までファッション業界は特別なケースを除いて、決してサステナブルに配慮した業界ではありませんでした。
けれど、私たちにも責任を果たすことが出来るはずです。
海や山を楽しむためのブランドであるROXYにとって、地球を守るために責任のある行動をとることはとても重要な事だと考えています。
ブランドとしてまず、サステナブルの専門家とどのようにしたら温室効果ガス排出量を軽減できるかを協議し、繊維レベルから見直すことにしました。
製品にオーガニックや、リサイクルされた繊維を取り入れる事は大きな第一歩でした。
今は毎シーズンサステナブルな製品を増やしています。
まだまだ努力が必要だとは思いますが、確実に正しい方向に進んでいると確信しています。
今は主にオーガニックコットン、リサイクルドポリエステルやリサイクルドナイロンを使用しています。
継続的にその使用率を高め、追跡、証明可能で循環出来る製品をより多く提案していきたいと思っています。
よりサステナブルに注力する為にROXYチームでは何を達成できたか、そして何をより改善しなければならないかについて、コミュニケーションを大切にしています。
ブランドとしてより良くなるため、継続的にサステナブルであり続けるために、一歩ずつ確実に進めていきたいと思っています。
今後ファッション業界全体が協力して温暖化ガス排出量を減らす努力をしながら、よりよい製品と責任のバランスをいつも考えていかないといけません。
またサプライチェーンのインパクトに関しても改善策を見つけないといけないと思います。
遅すぎる事はないけれど、“今”始めないといけないことなのです。
